今日のテーマ : どうにかして、吠えかかってくるのを止めてください
犬が吠える=何かを訴えている
犬が苦手、嫌いな理由として、多くの割合を占めるのが、「吠える」という行為だと思います。

威嚇で恐怖を覚えたり、近所の犬が、夜更け、朝方に吠えていると、騒音として不快に感じられる方が多いことでしょう。
我が家でも、早朝に、「とっとと起きてご飯をよこせ」と言わんばかりに、吠えられた時期がありました。今は(2020年3月現在)私が起きて、仕事に出かけるため玄関に行くまで、自分の部屋で丸まっています。
ご近所にご迷惑をかけなくなったので、良いのですが、それはそれで、寂しく感じるときもあります。
幸い、私が接してきた犬たちは、散歩中に誰かとすれ違っても吠えかけられることはあっても、こちらから吠えたりすることは、ありませんでした。
が、家の中にいて、外から騒音がすると吠えるという、安全な位置からの攻撃はよくあります。
あと、テレビの中の犬達にもよく反応します。いつの間にか自分の縄張りの中に現れた、見ず知らずの余所者。
びっくりするのでしょう、テレビに向かって吠えだします。あまりに攻撃的になりすぎたら、チャンネルを変えるなどしますが、大抵の場合面白いので見物しています。
ご近所の方にしたらいい迷惑だと思います。目安として、20:00以降にこのような吠える行為があった場合は、何とかして吠えるのを辞めさせる努力をしています。
来客時のインターホン
インターホンが鳴った時の反応も千差万別でした。
L君は奥様以外は興味がないらしく、お客さんが来ても特に反応しません。
K君はとにかく人が好きだったので、だれかれ構わず喜びを表現していました。インターホンが鳴ると、嬉しくて吠えだします。
おかげで、インターホンで会話ができないほどでした。
当初、設置されていたインターホン(新品)がこちら側の音を拾っている間は、相手側の音を拾わず、相手がしゃべっていても声が聞こえない、という仕組みだと知らずに、
外からの音が聞こえない。
新品なのに故障している。
メーカーに苦情。
ということをしてしまい、点検に来た業者さんに、秒で原因究明をされたことがありました。
ちなみにFちゃんもインターホン越しはとても強いです。こちらはちょっと怒っている感じです。でもお客さんが入ってくると、愛想が良いです。
対処法はあるのか
しつけ教本には、このような場合は、吠えても相手にせず、普段通り何事もないようにふるまって、お客さんをお出迎えしなさいと、書かれていました。
普段、インターホンが鳴ることが少なく、人付き合いが苦手な我々夫婦は、誰か来ると、すぐ身構えて、あたふたとしてしまいます。
それを感じ取ってでしょうか、彼、彼女は飼い主が動揺している。なにかおかしなことが起こるに違いない。ひいては、自分の縄張りを荒らされるかもしれない。と反応してしまうのでしょう。
即効性のある対処法はその犬の性格によって、出来るできないがあるようです。
声をかけたら大人しくなる子。
抱っこしたら大人しくなる子。
何をしてもダメなため、吠えている原因を素早く解決する。
とにもかくにも、犬が吠えないようにしつける前に、我々が、どんな時でも平静に(ふりだけでも良いから)できるよう訓練しないといけないようです。
テンションが上がったらどうするか
興奮しすぎて、行動を制御できなくなった犬ほど、「犬怖い属性」を持つ我々が恐れるものはありません。
傍若無人に暴れまわる彼らと接して、この属性を持つ人もいることでしょう。
吠える、暴れるのを見て、飼い主さんが名前を呼んで叱りつけたりしても、それで行動が収まることはほとんどないでしょう。
彼らは、叱られているとは感じず、かまってくれたと思うから、らしいです。
かまってもらうために、いよいよテンションが上がっていくという悪循環に陥る。それを防ぐためには、
無視
をしなければならないと。
いくら騒いでも、相手をしませんよ、という毅然とした態度。
何事もないように、いつも通りの行動をする。
これを繰り返すことによって、犬はチャイムが鳴るごとに吠えまくったり、お客さんが来て、嬉しすぎて行動がおかしくなったり、ということが無くなる、・・・らしい。
犬を怖いと思っている人がそばにいなければ、それが一番有効だと思います。ぜひ、私の居ないところで実践してください。
といいつつも、私も、自分のところの犬には、かなりの免疫力が付きました。もう抱きかかえることぐらい平気です。(よそ様の犬にはいまだに触れることはできませんが)
上記の「無視」作戦はしつけとして、大変良い方法だと思います。
興奮した犬を落ち着かせる方法
犬の脇を持って宙に浮かせ、身動きを封じる方法
我々、犬が怖い人間にとって、興奮している犬を放置されている状況を一刻も早く何とかしてほしいのです。
飼い主となってしまったので、怖いとか言っている場合ではありません。私がやらなくて誰がする。の心境です。
教本にも書かれていたのですが、即効性のある興奮を鎮める方法として、単純な抱っこではなく、抱きかかえて、身動きを取れなくする。というものがあります。

- 犬のわき?の下を持つ
- 宙に上げる
- 自分のおなかや胸と、犬の背中は密着させる。
- 自分のふとももで胴をはさみ、じたばたできないようにする。
というものです。
当然、犬はその体制から逃れようとして暴れますが、負けずに体制を維持してください。
そして、決して、声をかけたりしないでください。
この体制を取り、何事もないようにごく自然のふりをして、じっとしてみてください。
抱きかかえた時に手に伝わってくる心拍数が、明らかに変わってきます。やがて、あきらめたように抵抗を止め、大人しくなります。
この時、伝わってくる心拍数が落ち着いたな、と感じたら放してみてください。
我に返っているはずです。
それでもまだ暴れ倒すようでしたら、抱きかかえる時間が短かったのかもしれません。再度挑戦して、今度は眺めに抱えてみてください。
コツは、
- 抱えた時にできるだけ身動きを取らせないこと。
- 完全に無視をすること
- 落ち着いてからも、さらにテンションが下がるまで我慢して抱え続けること
です。
お客さんが来ている時には、ぜひやってみてください。結構効きます。
犬を飼い始めのときにこれをすると、主従関係もはっきりさせることが出来るようです。うちのFちゃんは私の指はかみません。
今日の犬が好きな人に伝えたいこと
犬の声が当たり前ではない人がいる
吠えグセのある子は何かにつけて吠えますよね。それが日常茶飯事になっているのも理解できます。
ですが、それが日常ではない人も、数多くいます。
できれば、家でも外でも、吠えるのをやめさせる努力をしているよ、という姿を見せてあげて下さい。
全く放置されているのと、飼い主さんが止めようと頑張ってくれているのでは、近くにいる犬が苦手な我々の安心感がかなり変わってきます。
今日の犬が苦手な人に伝えたいこと
赤ちゃんと同じで意思の伝達手段
犬の吠えるという行為は、赤ちゃんが泣くのと同じ行為だと思って下さい。
犬は言葉を話すことができないから、吠えて意思表示をするしかないのです。
確かに吠えられるとうるさいし、場合によっては恐怖も感じることかあるでしょうが、話しかけられているんだ、と思えば、まだ受け入れやすいのではないでしょうか。
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