煽り運転の話題
やめて欲しい迷惑運転
煽り運転が厳罰化され、逮捕者もニュースでよく見かけるようになりました。そこで毎日片道35㎞の車通勤をして、10年ほどゴールド免許(プチ自慢)の私が、実際に見た、煽り運転の場面を振り返りたいと思います。
私は、煽り運転が話題になると必ず登場する、「煽り運転にあった時にはどのような行動をすれば良いか」などの話にずっと違和感を感じていました。
そもそも、煽り運転が発生しないようにするにはどうしたら良いのかを考えるべきだと思っていたからです。
煽られた、で終わるならまだましですが、前方をふさがれ、車を止めざるを得なくなった場合を考えると、とても怖いです。そんな思いをしたくないので、煽り運転が発生するきっかけを失くしてしまえば良い。
そう考え、せっかくブログを書いているのだから、この場をかりて自分なりの考えをまとめていきたいと思います。
どのようなときに煽り運転に遭遇するか
私が煽り運転を見かけるときの「何故、煽り運転が発生したか」をあげていきたいと思います。
前提として、一般道での出来事です。そして、法定速度で走る、走らないの議論はちょっと横に置いておきます。
- 片側1車線で、前方に車がいない状態でゆっくり走っている車がいて、後方から車が追いついたとき。
- 片側1車線で、コンビニなどの駐車場や路地から車が合流してきて、その車がゆっくり走った時。
- 片側2車線以上で、後方からかなり速いスピードで走ってきている車がいるにも関わらず、車線変更をしてきて、なおかつ、ゆっくり走った時。
- 片側2車線で、前方の車が並走している時。
後ろの運転手さんの性格にもよるのでしょうが、煽り運転が発生するシチュエーションは、これまで見てきた中で、この4件がほとんどです。
自分の運転の邪魔をされたときに基本的に発生します。
煽る側の心理を想像してみます。
1の場合、「邪魔だから早くどいてくれ」でしょうか。
2・3の場合、「わざわざ、自分の前に入ってきてゆっくり走って邪魔をするな」というところでしょう。
無理やり割り込まれて、危うく事故を起こしそうになった、どれだけ危ない運転をしたのか教えてやる。という謎の正義感を持つ人もいると思います。
4の場合は、「抜きたいのに抜けないイライラ」自分のペースで走れないもどかしさと、道をふさがれているという状況に腹を立ててしまうのだと思われます。
はたから見ていると、確かに、
なぜそのタイミングで車線変更する?
なんで車線変更してまでして、隣の車と並走するの?
と感じることがよくあります。
煽られても仕方がないとまでは思いませんが、煽られないように、もっと気を付けることができないかなとは思います。そしてその思いが、「あなたは間違った運転をしていますよ、と知らせないと」という考えに変換されてしまうのです。
クラクションも煽り運転の初期行動
煽り運転なんかしたことがない。と思っている方も、危ない運転だな、腹を立てたことは多々あると思います。クラクションを鳴らしたことのある人も結構いるのではないでしょうか。
その時のことを思い出してください。特にクラクションを鳴らしたことのある方は、なぜクラクションを鳴らしたのか考えてください。
たいていの場合、「危ないな、気をつけろ」という怒りをぶつけるためや、「ここに車がいるんですけどー」といった存在のアピールのために鳴らすと思います。
煽り運転も、怒りをぶつけるためや、危ない目にあった自分の存在を知らせるために追いかけまわし、道をふさいだりするのです。行動原理はどちらも同じです。
そう考えると、煽り運転をする側の立場も他人ごとではない、感じます。
煽り運転で危険な目に合わないためにするべきこと
自分は違反を犯してはいない、という気持ちはひとまず置いておきましょう
自分自身の周辺への気配りが、煽り運転の発生を減らすことが出来るはずです。
このとき、
「どうして悪いことをする側に気を使わなければならないのか」
という矛盾はあきらめましょう。無駄な争いを避けるために、変なプライドは捨てることも大事です。
私は運転中、後方から車に追いつかれたら、(前方に車がいない場合)さっさと道を譲り、先に行ってもらうようにしています。
そのときに、きっとあの人はトイレに行きたくて必死なんだ、と思うようにしています。ちょっとはイライラが収まります。
万が一トラブルに巻き込まれて、警察沙汰や、裁判になってしまったときにその時の気持ちを声高に発言しましょう。
周囲の車にブレーキを踏ませない運転を心がける
周りの車がブレーキを踏まなければならないような行動をおこさない。
教習所で習いました。私は常にこれを意識して運転しています。けっして運転が上手くない私でも、ここ10年程無事故を維持しています。
特に車線を変更するとき、移動するときに、後方からくる車にブレーキを踏ませないようにする。
周りの車がどれぐらいのスピードで走っているのか、それに対して、自分が出せるスピードはどれぐらいなのか。
周囲の車のスピードと、自車のスピードを常に意識してみてください。そしてまっすぐ走行している時でも、前後左右をミラーで定期的に確認してください。あなたの気付かないうちに、車やバイクが接近しているかもしれません。
ちょっとした意識を持つだけで、事故の確率は確実に減ります。
ドライブレコーダーは、前後の録画ができるものがお勧めです。
後方の録画は、煽り運転にあった時の証拠としても有効ですが、何も起こらなくても、自分の運転を見直すことで、そのときには気が付かなかった危険を第3者の視点として見ることが出来るからです。
ペットを連れて、楽しくドライブをされる方も多いと思います。そんな時、煽り運転や、事故にあわないように、そしてもちろんどんなに腹が立っても、けっして煽り運転などしないように、落ち着いた行動をしていきたいものです。
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