埼玉西武ライオンズ 増田選手、熊代選手ありがとうございます。

とてもうれしい、まさかのFA宣言後の残留

12月4日埼玉西武ライオンズ守護神、増田達至投手がライオンズに残留することを発表してくれました。それだけでも泣けるほど嬉しいのに、FAの宣言残留という、ほぼ生涯ライオンズ宣言をしてくれたのです。

FA流出連続記録が5年でようやくストップしました。古くは工藤、石毛両選手から始まり、清原、松井、豊田、和田選手ら主力メンバーが次々といなくなり、最近では、涌井、岸、浅村、秋山といったチームの中心となっていてほしいメンバーが移籍していく。選手にとっては当然の権利なのですが、ファンにとっては身を切られるほど辛いこの時期を、ようやく穏やかな気持ちで迎えることが出来ます。

栗山、中村選手がすでに宣言残留という形でライオンズ愛を表明してくれていますが、去年の十亀選手、宣言こそしていないものの、複数年契約をしている金子選手。今年は熊代選手も宣言残留を表明してくれています。それに続く、増田選手の発表に心躍っています。

渡辺GMの対話という姿勢

これまで、ライオンズのフロントはすべての交渉はシーズン日程終了後、という姿勢を示していました。シーズン中はとにかく優勝、日本シリーズ進出を目指す。そのほかのことは余計なこと、という姿勢でした。シーズン終了後に球団としての誠意を金額に表して条件提示を行い、選手ファーストで事態を見守る。これを大事にしすぎていたように思います。

渡辺GMになってから、特に今回の増田投手に対しては、条件面での誠意はもちろん、事あるごとに対話を重ねチームとしてどれだけ彼を必要としているかを説いてくれたようです。

FA移籍する理由を想像してみる

FA移籍する選手はどのようなことを考えてFA宣言するのでしょうか。一生を左右することなので、生半可な気持ちでは宣言していないと思います。そこで、その理由を素人考えではありますがパターン化してみました。

  1. 今自分が野球界の中でどのレベルにいるのか知りたい
    • FA宣言することによって、他球団から新しい年俸、条件を提示され具体的な数字として木たちを示してくれます。その内容が、自分が他の選手と比べて優れている、劣っているという判断材料の一つになります。勝負の世界で生きている人たちにとって、順位付けはとても大事なことなのだと思います。
  2. 夢を追う。憧れだったチームに所属したい
    • 海外FAの場合はメジャーリーグに憧れて、そしてもっと高いレベルに挑戦したい、という気持ちでの宣言。子供のころからの憧れは、そうそう消せるものではありません。これも致し方がないことだと思います。松井、中島、秋山選手がこれに当たりますね。清原選手も憧れの巨人への移籍になりました。
  3. 今の環境を変えることによって、さらにレベルアップをしたい
    • チームを変えることによって、これまでと違うアプローチの練習法を見つけ、もっと野球が上手くなりたいという向上心からくる移籍。今までと同じ練習をしても、限界が見えてきたときや、チームの中での求められる役割と、自身が目指すプレーヤーとしての役割にずれが生じたときに表面だって来るものかと思います。炭谷、浅村選手はこのパターンだと私は考えています。
  4. 球団との不和
    • 求められる役割のずれはこちらにも当てはまりますが、思っていた以上に、球団に期待されていない場合に発生する。特に年俸や他球団ではレギュラークラス、と言われる人に多いパターン化と思われます。いろいろ噂される選手はおりますが、あてはまる選手はいないと信じていたいです。

その選手が、今どのレベルなのかを考えることが大事

渡辺GMは対話を重視してくれました。そして、増田選手の残留決定の意思を後押ししてくれた彼の家族にも、きちんと感謝の気持ちを述べられていました。こういった姿勢はこれからFAの権利を取得するであろう主力選手にも少なからず影響を与えると思います。

これからも、FA戦線を賑わしていくライオンズの選手たちだとは思いますが、我々ファンもSNSでのコメントには十分気を付けたいものです。これぐらいの条件が妥当で、これで出ていくのなら仕方がない、といったコメントをよく目にします。最初からあきらめモードになるのは致し方がないかもしれません。しかし、万が一そのコメントを選手が見ていたとしたら、提示された金額だけでなく、ファンにとって自分はその程度に見られているのか、と思ってしまうのではないでしょうか。

伸び盛りの主力と、ベテランの域に達しようとしている選手のFA宣言を行う理由は、全く違うものだと思います。一概に金銭面だけの評価で判断しないようにしたいものです。選手が何を求めて移籍を考えているのか。それを見極めて残留希望のメッセージを送ることが、我々ファンが出来る最大のことだと思っています。

球団はFA宣言に対するこれまでの姿勢を改め、交渉、対話を重視し始めました。正直、もっと早くやってくれよ、と言いたいところですが、何事も遅すぎることは無いと考えましょう。今後の球団の姿勢に期待しています。

何はともあれ、増田選手、熊代選手、宣言残留ありがとうございました。

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