埼玉西武ライオンズ2021年春季キャンプで期待したい事

熾烈なレギュラー争いに期待

2021年のプロ野球春季キャンプは全球団、当面無観客での開催になりました。現地に行って応援されてきた方達にとってはとても残念な結果になってしまいましたが、キャンプでコロナウィルスのクラスターが発生でもしたらシーズンの開催が危うくなってくるので致し方なし、というところでしょうか。

直接見ることはできなくなってしまいましたが、それだけ選手が練習に集中できるようになったとプラスに考えたいと思います。

今年に限ったことではありませんが、キャンプで期待することは、個々のレベルアップとともに、誰がが首脳陣に自分をアピールして開幕一軍の座を掴み取ることができるか、です。

辻監督は自主トレが開始される際に、野球ができる体作りをしなさい、と言っていました。まず、準備をしてきたものにチャンスを与えるという意味だと、私はとらえました。

これまで、監督はキャンプ、オープン戦で努力し、結果を残した選手を春先に積極的に試合で使います。少々試合で結果が出なくても、我慢して起用しています。結構我慢するので、柔軟にオーダーを組んでくれ、という批判の対象ともなります。

しかし、それだけキャンプ前に準備を怠らず、キャンプ、オープン戦にピークを持って来れるようにした選手を評価しているということだと思います。

もちろん、根性論だけではなく、栗山、中村選手のように調整法を自分で確立させられている、放っておいてもサボらないと信頼されている選手は、当初B班で、と考えていたように、選手に任せてしまいます。

今年は野手でルーキーのタイシンガー選手、若林選手がA班スタートとなります。練習についていくことで精一杯になりがちだと思いますが、一軍レベルの選手がどんな意識を持って野球に取り組んでいるのかを学んで欲しいところです。

かなり分厚いレギュラーの壁。特に内野手は怪我でもない限り、今年もメンバーは固定でしょう。さらにメヒアや山野辺といった、他球団ならもっと試合に出ていてもおかしくないレベルの選手が控えています。

彼らを超えていくために必要なものはなんなのか、各自が見つけられるキャンプであることを期待しています。

何か一つ尖っているもの、1軍で通用する特技があれば起用してみたくなると、辻監督も監督就任当初言っておられたような記憶があります。

周りからの声援はないでしょうが、その分練習に集中できるであろう今年の春季キャンプ。それぞれの長所、武器を磨いてもらい、誰が開幕一軍、スタメンを勝ち取るのかとても楽しみです。

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