大事なのは犬に言うことを聞かせる、ではない。問題行動を止めることだ。
犬のしつけの大事さが書かれている記事をよく目にするようになりました。
基本的に、わがままな犬になる、人の迷惑になる、人や他の犬を傷つけてしまう、などの理由でそれらの行為をさせないしつけを行うように書かれています。
とても大事なことだと思います。それが全ての人、犬ができるようになれば。
教えるのに不向きな性格の人や、熱心なあまりスパルタか虐待かの際どい行動をとってしまう人。もちろん、きちんとしつけられる人。
犬にも、覚えの早い犬、覚えが悪い犬、反抗心が強い犬、従順な犬。様々な性格の人や犬がいます。
できるに越したことはない。かと言って、出来ないことが悪いことではない。
悪いのは、その行為をその場で止めないこと。
電車やバスで赤ちゃんが泣く。これは仕方がないことです。止められることではありません。気にするな、というのは難しいことのように感じる人もいるとは思いますが、怒ることではない。
ですが、泣いている子供をほったらかして、おしゃべりやスマホを見ている親は良くないと、思っています。
それと同じで、犬が人や何かに吠えている。吠えないようにしつけていないことを悔やんだり、どうしたらいいの?と焦る前に、犬を抱きかかえてください。
人に吠えているなら、犬を連れて、その人の前からできるだけ早く立ち去るようにしてください。
このブログでも何度も書かせてもらっていることですが、まずは、犬のどんな行動が問題行動として世間に認識されているか、を知ることが大切です。
そして、当たり前のようにその行動をしているのなら、その行動をしたときに、やめさせる、その場から速やかに立ち去る。ということをお願いしたいです。
もちろん、しつけはしたほうがいいことに間違いありません。ですが、しつけていないことが悪いのではなく、問題行動を止めないことが悪いのだ、と私は考えます。
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