車の運転席に犬を乗せてドライブしないで下さい
犬を飼っていると、どうしても人に不快な思いをさせてしまうことはあります。それを出来るだけ避けるために、犬へのしつけや、マナーというものが存在します。
迷惑行為の中でも、犬が原因のもの、例えば吠えぐせ、噛み癖などは犬への適切なしつけをおこない、犬に頑張って覚えてもらうことで、解決できることが多々あります。
しかし、マナーの問題関しては飼い主さんが原因となる問題がほとんどだと思われます。フンの放置、ノーリードでの散歩などは、飼い主さんが気をつけなければ解消しないことです。そして、その行為は、犬を飼っている人全体がマナーを守らない人達なんだと、世間に見られてしまいます。
そして、そのマナー違反の中でも私が悪質だと感じるのは、車の運転中、運転者の膝の上に犬をのせて走行している人。頻繁に見かけるというわけではありませんが、半年の間に1,2回見かけるこの行為。
車を運転している身からしたら、とんでもなく危険な行為です。おそらく、これをされる方は、犬のことを信頼して、大人しいから、動かないから大丈夫。と思っているのでしょう。
しかし、道路は一人で走っているわけではありません。必ず他者が存在します。その他者の影響で咄嗟の判断が強いられる場合があるのです。その時に、膝の上に犬がいたら機敏な動作が取れるでしょうか?
避けられる可能性のある事故だったはずなのに、わざわざ、事故の発生確率を上げてしまう行為は、他人を巻き込んでしまう、とんでもなく迷惑で危険な行為です、
そして、他人を巻き込んでしまった時に、犬が関わっていた、ということで犬を飼っている人全体のモラルが疑われる事態に発展しかねません。
ちょっとの距離だから、こうしないと犬が騒ぐから、といった安易な気持ちで行わないでほしいと思います。
今まで膝の上に乗せて運転していたが、事故をしたことがない、という方も、これまではとても運が良かったのだと考えて、人を巻き込む交通事故を発生させるリスクが通常の運転時に比べて、とても高くなる行為なのだと考えてもらえると幸いです。
コメント