体力的、精神的に参っている時にこそ、犬(ペット)は必要だと思う。

病気の時、落ち込んでいる時に助けになるかもしれないペットという存在

病気で寝込んでいる時、犬が遠くから(きっと)心配そうにこちらを眺めている姿を見て、心配してくれてありがとう、と思ったり、落ち込んでいる時に指をそっと舐めてくれたり、体をくっつけて寄り添ってくれたりした時に癒された人は、かず多くいると思います。

私もコロナにかかり部屋で寝込み、愛犬の相手ができなくなる時期がありました。トイレなどでどうしても部屋から出なければいけない時に、遠くから愛犬が心配そうに見つめてきてくれました。

熱で精神的に弱っていたこともあり、なんとなく愛犬は私のことを忘れないでいてくれる。部屋の中では1人だけど、自分のことを気にしてくれる犬がいるというだけで気が楽になった時がありました。(家族もいるので決して犬だけではないのですが、弱っている時のことなので、許してください)

自分のことを気にしてくれる存在はとても大事だと思います。一人暮らしをされている年配の方などは特にそうではないでしょうか。しかし、今の風潮は年配の飼い主さんの身に何かあった時に、ペットのお世話をできる人がいなくなる、ということで、そういった状況下に置かれている人がペットを飼うことはよろしくないとされています。

保護犬の譲渡会でも、年配の一人暮らしの方は譲渡不可とされているところがほとんどです。

理屈はわかります。ですが、本当に必要とされている方のところに引き取ってもらうことができない今の現状に、モヤモヤ感が残ります。

ペットのレンタル制度、と言ってしまうと動物を物扱いしているかのようで気が引けますが、どうせ保護犬の譲渡条件に、定期的に訪問したり、生活状況の連絡が必須とされているのなら、何かあった時に犬を再び引き取ることは可能だと思います。

命を預かるからには1人の飼い主さんが、最後まで責任を持って、という考えはとても大事だと思います。ペットとの基本的な向き合い方はそうするべきだと私も思っています。

しかし、それに囚われすぎて、ペットを本当に必要としている人たちが、飼うことができないという状態にもしたくありません。

命、というところの話なので、簡単には解決することではありませんが、私自身、犬がいてくれることによって、気が楽になり、救われたような気がする経験があるだけに、ペットという存在が救いになる人がたくさんいると思っています。

飼育放棄、虐待など解決するべき問題は山積みですが、一つでも多くの知恵を集めて、ペットを本当に必要としている人たちが、迎え入れられるシステムが出来上がればいいな、と思っています。

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