2021年埼玉西武ライオンズの前半戦を見て思ったこと

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埼玉西武ライオンズ2021年前半戦を見て

ご注意ください。数字をあまり気にせず、私の独断と偏見でこの記事は構成されています。

2021年前半戦は辻ライオンズになってから、初めてと言ってもいいぐらい、怪我、病気など離脱者が続出した期間でした。そして、これも初めての若手選手の積極的な活用としばらく試合に出し続ける、という器用。

そのおかげで、順位は5位、首位との差は6.5ゲーム差と、スタメン離脱者続出という、なかなか笑えない状況にも関わらず、個人的にはとても楽しめた前半戦でした。

去年までは、若手選手には1、2試合でかなりの結果を残せなければベンチで塩漬け、2軍に帰らされてしまう、という状況だったのが、今年はチャンスをもらえる期間がかなり長くなり、1打席勝負でガチガチになってしまう、ということが無くなったように感じました。

台頭してきた中堅、若手選手

愛斗選手はその象徴だったように思えます。2軍では無双。満を辞して1軍に上がっても、スタメンの壁は高く、なかなか打席に立てない。たまにチャンスを与えられても、その1試合で目立った活躍をしなければならないし、一つのミスがとても目立ってしまい、次が貰えない状況でした。

それが、ある程度長いスパンで試合に出られるようになったため、打席で余裕が出てきたように見えました。

呉選手は、辻監督に前半戦は彼のおかげで乗り切れたと言わせるほど活躍した選手。バッティングフォームを改造しに成功し、急成長を遂げた選手でしょう。

以前は、サードを守り、エラーのオンパレード(私が見に行った試合に限って、かもしれませんが)だったのが、打撃が調子いいので、守備も余裕を持って行えるようで、ファースト、セカンドの守備も無難にこなしていた印象です。

そして、山田選手。外崎選手、山野辺の怪我でチャンスがまわってきて、打てなくても守備で貢献を続けてきました。私は隠れMVPとして山田選手を挙げたいです。

おそらく彼がいなければ源田選手が離脱した時点で、内野守備が崩壊していたかもしれません。山田選手のショート守備力次第で、Bクラス低迷時代の守備力に戻ってしまうかもしれなかったからです。

どうしても源田選手と比べられて、評価が低くなりがちのようですが、私は彼のおかげでまだなんとか後半戦巻き返せる位置にいることができていると思っています。

気になるのが、若林選手です。外野の1枠を完全に手中に収め、しかも1番バッターとして機能し出していた矢先の左膝靱帯の損傷。実戦復帰まで9ヶ月はかかるとのことで、今年はもちろん、来年前半も微妙な状況です。

焦らず、しっかりと怪我を直して万全の状態で帰ってきて欲しいです。

そして、その穴を埋めるべく、岸選手が台頭、高木選手にもかなり期待しています。

後半戦期待すること

先発陣が安定して7回を投げ切ること。増田選手の復帰。まずこの2点を期待しています。高橋、今井、松本選手の3本柱がきっちり投げ切ってくれれば、中継ぎ抑え投手、とりわけ平良選手の負担も軽くなり、パフォーマンスが向上してくると思います。

渡邊、水上選手といった楽しみな若手投手も出てきました。集中していた負担が、分散できるように、特に彼らに期待です。

当然ですが、去年までの不動のレギュラー陣が調子を上げてきてくれないと困ります。山川、金子選手がしっかりと、そしてコンスタントに結果を残さなければ勝ち越していくことは難しいと感じています。

そんな意味でも、栗山、中村選手ベテラン2人には脱帽です。若手に押し出されることなく、しっかりと自分の立ち位置を結果を残して保ち続ける姿は野球選手の鏡ではないでしょうか。

そしてなんといっても、栗山選手の2000本安打が刻一刻と近づいてきていること。達成はやはりライオンズファンで埋め尽くされるメットライフドームでというのが理想でしょう。遠く関西の地から祝福することにします。

最後に、松坂選手の引退について。引退試合、セレモニーは絶対にやってほしいと願っています。

ライオンズの黄金期が終わり、強さ、人気がひと段落したところでのスター選手の入団、そして大活躍。ライオンズへの貢献度は格別に高いと思います。

そして、いずれライオンズにコーチ、監督、球団スタッフとして帰ってきてくれることを信じています。

以上、2021年前半戦を見た感想でした。

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