犬のしつけ方法を調べると、矛盾を感じることがでてきた。

犬を無視する。人間の解釈通り犬が受け取ってくれるのだろうか。

犬と生活するようになり、犬との接し方や尻尾を振るなどの動作の意味、そして、しつけの行いかたをよく調べるようになりました。素人の私にはどれも新鮮なことばかりで、勉強させてもらっていました。

おかげさまで、最近では自分なりの犬への接し方も確立してきて、余裕も生まれてきました。その勉強の過程で、どうしたらいいんだろうと悩み、苦しみを感じたことがあります。

それは「犬を無視する」という行為。

飼い主たるもの、犬の要求になんでも答えていてはダメ。特に、わがまま行為には絶対に応じてはいけない。

吠えることに反応することによって、吠えたら要求が通る、飼い主さんが相手をしてくれる。と犬が覚えてしまうから、吠えグセがついてしまう。だから、そんな時は無視をしましょう。というもの。

吠えるのをやめさせようと、「うるさいっ」と怒っても、犬は相手をしてくれた、と勘違いをして、さらに吠えてしまうという悪循環。

とのことですが、ここで疑問が湧き出てきます。

犬が甘噛みをしたり、何かしらの問題行動をとった時は、「ダメッ」などしっかり注意しましょう、特に低い声で言うと効果的です、というしつけ方法をよく目にします。

ダメッと注意することと、うるさいっと怒ることの違いが犬にわかるのでしょうか。怒っている、と犬に伝えても、「うるさいっ」と同様に、構ってくれた、と思うのではないのか。と考えてしまいます。

また、「無視する」という行為には別の矛盾も感じます。

問題行動の多くは、構ってほしいアピールや、ストレスが起因していることが多いと思います。これを無視するということは、さらに犬構ってほしい衝動を増幅させてしまったり、ストレスを与えてしまうのではないでしょうか。

犬は、自分が問題行動を起こしたから、飼い主さんが無視をしているのだ。もしくは、注意をしくいるのだ。と理解してくれるのでしょうか。怒っていることを理解できるのなら、吠えている時に注意しても、問題なさそうな気もします。

結局、大事なのは、何が原因で、犬がそのような行動をとるのかを、その時々で判断することなのだと思うようになりました。そして、それが周囲の人に迷惑をかけるようなものならば、その原因を速やかに取り除くことを優先するべきなのだと考えています。

これらのことを考えていて、一番嫌だな、と思ったことがあります。それは、飼っている犬に対して、無視なり、注意するひどい場合は殴る、などのしつけが成功したからといって、他の犬に対しても、そのしつけ方法が絶対に通用するものだと考えることです。

ストレスを抱えやすい犬。寂しがりやの犬。やんちゃな犬。怖がりな犬。性格は様々で、しつけ方もその犬によって適した方法があるのだと思います。

しつけのプロが言っているから全て正しい、と盲信するのではなく、実績があり、多くの人が用いている手段の一つ、自分のところの子に合っているかどうかは試してみないとわからない、ぐらいに考えると、犬のしつけ方で発生する心の負担も和らぐのではないでしょうか。

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