犬との散歩で普段見える景色と違うものが見えたような気がします
犬との散歩。ただ犬と一緒に歩くだけ、という行為だと思っていました。気分転換をするにしても、自分一人で歩いていた方が気が楽。犬にとって大事なことかもしれないけれど、あまり自分にメリットはないのかな。なんて考えていましたが、それは大きな間違いでした。
視線を下に向けることが多くなった
まず、犬の動きに気をつけなければならないため、視線は地面に向くことが多くなりました。そのことだけでも、地面には色々なものが存在していることに気がつきます。
多種多様な雑草、よくわからない虫、お菓子の包み紙、他所の犬の排泄物、おもちゃのカケラ、そして最近よく見るのはマスクの落とし物。
普段も足元は注意して歩いているつもりですが、犬にとって危険なものが落ちていないか、ということを意識していると、やはり見えてくるものが変わってきます。
曲がり角の先を気にするようになった
曲がり角も見え方が変わりました。
車や自転車が急に曲がってくるのではないか、という危険予知は今まで通りですが、曲がった先に、犬がいないか、ということも考えるようになりました。
他所の犬と仲良くスキンシップがとれるのなら、そこまで気にならないのでしょうが、すれ違う相手や、その日の気分によるようで、何が起こるか予測がつかない、というところがあります。なので、出来るだけ他所の犬を見かけたら、すれ違わないように、コースを変えます。
道を曲がってすぐに犬と出くわすと、どうしようもありません。そうならないよう、曲がるときは、大回りする様にしています。
空を見上げる機会が多くなった
犬が街路樹などで道草を食っているとき、地面には危険なものがないと判断したときに、上を見上げる機会が増えたような気がします。
雲の形、高さや低さ、木々な葉の色、日差しの強さ、空気の温度、湿度で季節を感じます。空を見上げることによって、なんとなくそれが心で感じることができるようになったような気がします。
外をのんびりと、時折汗ばみながら、散歩する時間は贅沢で、貴重な時間だと最近思うようになりました。
1人で歩いていては気が付かない、自分より目線が低い位置にある犬と一緒に歩くからこそ見えるもの。その視線の先にある何かを共有していけたらいいなぁと思っています。
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