車のクラクションにビビりまくる愛犬
散歩中、道路を走行しているトラックが、クラクションを強めに鳴らしました。大きな音に、私も体がビクッとなり、立ち止まってしまい、何が原因かを探るため、周りの確認をしました。
現場は片側2車線のショピングモールの入り口が点在する道路。そのため、少々強引な車線変更が頻繁に行われる箇所です。さらにその日は祝日ということもあり、かなり車の流れも悪くなっていました。
トラックの方を見ると、右車線を走っているトラックの前方の車が、ショッピングモールの入り口に入ろうとして、左車線へ車線変更しようとしています。しかし、左車線も入り口付近ということもあり車が動きません。車線変更使用している車が、右車線を塞ぐ形になっていました。
それに腹を立てたトラックがクラクションを鳴らしたのです。事故になるような状況ではなかったので、私は一安心して先に進もうとしましたが、犬の様子が何やらおかしい。
じっと道路の方を見て動かなくなりました。彼女(犬)なりに周囲に危険があるか確認しているようでした。
やがて、車も動き出し、犬も状況が変わって安全が確認できたのか、前に進み出しました。その矢先です。先ほどのトラックがまたクラクションを鳴らしたのです。
今度は少し離れていたので状況がわかりません。また、車線変更の絡みと、トラックが我慢の限界に達してしまっていて、些細なことでもクラクションを鳴らしてしまったのだろうと、私は想像し、気にせず先に進もうと思いましたが、犬はそうはいきません。
この場所は危険だと判断したようです。足早にその場を立ち去ろうとします。
これはよくあることです。うちの犬は基本怖がりで、鳥の羽音に驚いたり、近所の犬から吠えられたりしたら足早にその場を立ち去ります。そして音が聞こえない場所まで行き、散歩を再開します。
しかし今回はそれではおさまりませんでした。いつもの散歩は30分から40分ほどかけて町内を回ります。散歩を出来るだけ継続させようと、家に向かう曲がり角は常に避けるように我々を誘導します。ですが、今回に限っては、おそらく最短ルートであろう道を通って家に向かいます。
よほど怖かったのだと思います。それでも精一杯のプライドなのか、足早ではありますが、走り出すことなく歩いて行きます。
ときおり、こちらを振り返り、ちゃんと着いてきてるか確認する余裕はあるようです。ひょっとすると、我々を安全な場所に連れて行っている、という意識もあったのかもしれません。
幸い、その後も散歩を嫌がることなく、楽しんでいるようなので一安心ですが、不意になるクラクションやエンジン音、排気音は犬にとってどんな音に聴こえているのだろうかと、感じる出来事でした。
広めの歩道があるような道路はやはり交通量も多いので騒音に出くわす可能性も高まります。その道を出来るだけ散歩させて、車の音などに慣れさせること方がいいのか、その場所を避けて、静かな住宅街や公園を歩かせる方がいいのか、悩むところです。
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