犬は食事をを飲み込むように食べる。意外と誰も教えてくれない事。
犬と暮らすようになって、割と最初の方に驚いた事。それは、犬はご飯をほぼ丸呑みするということです。もちろん口の中で、ある程度小さく砕いて飲み込みやすくはしているようですが、それでも人間が錠剤を飲むときのように一気にゴクン、としているように見えました。
それまでの生活で動物と触れ合う機会がなかった私は、それが正常な事なのか危険な事なのかの判断がつきませんでした。
歯の構造を考えれば、犬は人間のように食べ物を口の中ですり潰す、ということができないようになっていることがわかります。しかし、犬初心者にとっては食事とは歯で噛み砕き、すり潰して味を楽しむもの、という固定概念が染み込んでいるので、体に悪い影響を与えかねないと心配をしたものです。
私の中は食事は喉を通るぐらい口の中で咀嚼する、それは人間も犬も変わらない当然のもの、と考えていました。だから、犬も固いものや、大きいものは噛んで、すり潰して食べるものとばかり思っていたのです。
ですが、棒状の犬用お菓子を食べた時、愛犬が喉を詰まらせてしまったのです。それは小型犬用として売られているものです。犬は咀嚼をしない、ということを知らない私は、そのお菓子の大きさを気にすることなく、小型犬用だからと与えていました。
今思えば小型犬も、犬によって大きさが違います。当たり前なのですが、犬に合わせてお菓子も切るなどして、大きさを調整するべきだったのです。この時は何も考えず与えてしまいました。そのお菓子を飲み込むときの角度が悪かったのか、お菓子が喉に引っかかり詰まらせてしまいました。
その後、犬の食事の仕方について調べると、丁寧に解説されているサイトがたくさん出てきました。しかし、疑問に思って調べないと知る機会もないことも確かです。
このように愛犬家の中では当然のことであっても、初心者からしたら未知の知識というものが、おそらくたくさんあるはずです。犬のしつけ方、接し方の中に、そういった知識も加えてほしいなぁと感じたことを、最近思い出しました。
そんなことも知らないのに、犬を飼ってはダメ、という社会ではなく、そんな人でも犬を飼いたいと思った時に学ぶことができるシステムをが構築されることを望みます。
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