いなくなるかもしれない、という不安が吠えるという行為に繋がっているのかも。
・犬が吠えることをやめさせることができずに困っていること。
犬が吠える。それは犬の意思表示の一つでもあるし、その犬の性格によって、よく吠える犬、吠えない犬、ということがあるので、ある程度は仕方がないことだと思っています。
しかし、事あるごとに吠える場合は、飼い主さんはよくても近隣の人に迷惑がかかる場合があります。
うちの場合だと、インターホン。
誰か来るたびに、ワンワン吠える。吠えるだけならまだ良かったのですが、最近はエスカレートしてきて、吠えながら走り回るようになってしまいました。
吠えて興奮し、興奮するから走り回って、それがさらに興奮を増幅させてしまうという悪循環に陥っています。興奮しすぎて立ち上がった私の足元に、咬む勢いで向かってきたこともあります。
なぜこうなったのか。おそらくこうであろう、という仮説はあります。
それは、子供の友達が遊びに来た時、インターホンを鳴らします。そして、子供が遊びに出かけてしまいます。当分の間帰って来ません。子供が小さい頃は、友達が遊びの誘いに家に来るということもなかったので、せいぜい宅配便の受け取りで2、3分そばを離れるだけでした。そのため、吠える程度で済んでいたのでしょう。
うちの犬は、インターホンが鳴ると、自分の遊び相手がいなくなってしまう。家族の誰かがそばから離れてしまう。と考えるようになったのかもしれません。いつ帰ってくるか分からない、帰ってくるかどうかも分からないので、全力で出かけるのを止めようとしているものと思われます。
・これまで取っていた対策。
このインターホンが鳴ると犬が吠えるという行為の対策として、我が家では「無視をする」という方法をとってきました。吠えることに反応して相手をしてしまうと、犬が吠えると構ってもらえる、と思ってしまい、その行為を助長させてしまう。なので、吠えても相手をしないよ、と無視という意思表示をすることが効果的と聞いたからです。
しかし、うちの歩羽は、走り回る、暴れる、といった力技でこちらを止めようとします。
クレートなど、犬が落ち着ける場所を作り、そこに入れる。という方法もあるようですが、インターホンが鳴るとそこに閉じ込められる。と思ってしまいそうで、躊躇してしまいます。
結局、暴れる歩羽を無視してインターホンにでる、その場に複数人いれば、誰かが抱きかかえて落ち着かせる。ということしかできません。
・分離不安症という可能性も否定できない。けど、考えすぎないことも大切。
最近、犬との信頼関係がキチンとできていれば、犬と飼い主さんが離れていても、犬は慌てる事なく、大人しく飼い主さんの帰りを待つとのことができる、という記事を読みました。
飼い主さんがちゃんと自分のところに帰ってくると信じているから、目の前にいないからといって、騒ぐ必要もない、らしい。
耳が痛くなりそうな話ですが、犬を留守番させる時は、意外と吠えないのです。もちろん、お出かけの雰囲気を察すると、ワタシもついて行きますと言わんばかりに、率先して扉の前にスタンバイするのですが、ゴメンね、お留守番しててね、と声をかけると諦めてくれます。
外出先から見守りカメラで見てみると、部屋で暴れることもなく、自分の落ち着く場所で寝ている姿が写っているので、飼い主がそばにいないと落ち着けない、完全な分離不安症というわけでも無さそう。
犬なりに、吠える(何かを要求する)ことをキチンと使い分けているのかなぁ、と最近では思うようにしています。もちろん、我々の姿が見えなくなることで、家の中のものを壊したりするほど酷くなれば、犬との接し方を考え直さなければならないのかもしれません。
また、ところ構わず吠えるようになってしまうと、ご近所迷惑になります。ですが、今のところは犬もTPOをわきまえられているようですし、とりあえず様子見をしていこうと思います。犬との関係を深く、難しく考えすぎて育犬ノイローゼにならないよう、焦らず、慌てず考えていくことが大切なのでしょう。
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