迷惑行為をしているのは犬関連だけではない。
犬とその飼い主さんに起因する迷惑行為。ノーリード。近所で犬が吠えてうるさい。排泄物の放置、マーキングなどなど。犬の飼い主さんが非常識であると世間から断罪されてしまう行為です。基本的なしつけがなされていれば解決できそうな問題だからでしょうか。
さまざまなメディアで迷惑行為を止めるよう啓蒙活動がされていますが、なかなか改善しません。犬にも覚えることが得意な子もいれば苦手な子もいます。いくら教えても上手くいかないこともあるでしょう。
しかし、この人が迷惑に感じる行為の内容を考えてみると、犬に限った話ではないと最近感じるようになりました。
例えば、犬に関する迷惑行為の代表格である「排泄物の放置、マーキング問題」
マーキングやおしっこのポイントになってしまい、道路標識などが根元から腐って倒れてしまうという問題も起こっています。玄関先がそのようなポイントになってしまうと、臭いや衛生上の問題が発生します。
しかし、道路に落ちている汚いものはそれだけでしょうか。
タバコの吸い殻、吐き捨てたガム。誰かが吐いたツバやタン。また、あまり話題になりませんが、車の窓から捨てられるタバコの灰。犬の排泄物は見た目にもインパクトが強く、大きく取り上げられますが、実はそれ以外にもゴミや汚いものはたくさん落ちていると思われます。
犬の鳴き声がうるさいという問題もよく聞きます。しかし、これも犬に限った話ではなく、車やバイクの騒音や近所の騒ぎ声、公園の子供の声も問題にあげられています。
ノーリードの犬に関しても、犬に追いかけられる、咬まれるという恐怖を与えるものですが、ショッピングモールで走り回る子供も、ぶつかって怪我をさせてしまいそうで、違った怖さを感じます。陳列されている食品を無造作に触っていても叱らない家族連れをよく見かけます。
犬にこれらの行為をさせないことは、飼い主として当然のことなのですが、これを犬とその飼い主さんが悪いというだけで話を終わらせてしまうと、今後も何も変わらないように思います。
犬をしつけるのは当然人間です。犬の排泄物だけをマナー違反として考えるのではなく、道路を汚すことが迷惑行為なのだと、犬を飼っている人も飼っていない人も考えることが大事なのだと考えます。
誰が、ということにこだわらずどんな行為が迷惑行為なのか、それを社会全体で見直すことが大事になってくるのではないでしょうか。
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