犬の無駄吠えという表現を、そろそろやめたほうが良いのではないか。

無駄吠えは犬にとって無駄ではない。飼い主さんは知っているけれど・・・

犬の無駄吠え。言葉だけ聞くと、犬が意味もなく吠えているような印象を持ってしまいます。犬のことをよく知らない人ならなおさらです。もちろん、犬を飼ってらっしゃるほとんどの方にとっては、無駄吠えの意味は、犬が何らかの意思表示として吠えているのだ、と理解していらっしゃると思います。

無駄吠えとして挙げられるものは、チャイムや電話が鳴った時に吠えることや、散歩や食事の要求、よくわからないが、なぜかこちらに向かって吠えている。といったあたりでしょうか。

我が家の愛犬、歩羽もチャイムや、車のドアが開閉するときのブザー音に反応してよく吠えています。彼女にとって、その音が不快なのか、警戒心の表れなのかは正直な所、私には分かりません。ですが少なくても喜んではいない、ということだけは分かるので、吠えた時に「うるさい」と怒ることはしません。歩羽が意味もなく、ただ騒ぎたいから吠えているのではないからです。

無駄吠えの何が無駄なのか

この、犬にとって決して無駄ではない、吠えるという行為を何故、「無駄吠え」と表現するのでしょうか。基本的に吠えるという行為は、しつけをして、止めさせる傾向にあります。つまり、飼い主さんに何かしらの要求をしても無駄。あるいは、無駄に怖がる必要は無い、と犬に教えることが大切である、とされているのです。

しかし、これは犬業界の中で伝聞されている話で、その外の世界ではほとんど周知されていないのではないでしょうか。

犬を飼っていない人、犬のことがとにかく嫌いな人にとっては、犬の鳴き声がとにかく耳障りに感じて、イライラしていることでしょう。その鳴き声に意味があるかどうかなんて、関係ないのです。

そういう人たちにとって、犬の鳴き声は「無駄に吠えている」から、「無駄に飼い主さんが吠えさせている」と考えが発展していくのです。

このような思考を、犬業界も敏感に察知して、犬が吠える機会をを出来るだけ減らそうと、しつけの仕方であったり、吠える理由を考察し、その要素を取り除くアドバイスを宣伝しています。この時に作られた言葉が「無駄吠え」なのだと思います。

無駄吠えという表現は犬を悪者にしている

ですが、これでは無駄に吠えている犬と吠えさせている飼い主さんが悪い、というイメージがつきまとってしまいます。

本来、犬は吠える生き物です。吠えることでしか、意思表示が出来ないからです。それでもこの吠えるという行為を止めさせようとする理由を、犬を飼っている我々は考えなければなりません。

我々は、生きる手段の一つである、犬の発声を抑制することを正当化しようとしています。人間社会に適応させるため。近所の人に迷惑をかけないようにするため。といった理由をつけて。

これでは吠える犬が迷惑をかけている原因である、と犬を飼っている我々が言っているようなものです。

それは犬にとってとても失礼なことだと思います。まずは「犬」という生き物をさの習性を犬が嫌いな、あるいは興味のない人たちに正しく知ってもらう必要があるのではないでしょうか。

残念ながら、犬のことに興味のない人たちにとって、犬のことを知る機会は滅多にありません。また、積極的に調べることもしないと思います。なぜなら興味がないから。

愛犬家たちの中という内輪だけで愛犬を人間社会に適応させる手段を論じるのではなく、その輪よりも外に向かって発信していくことが、人間と犬のより良く共存していくための手段だと思っています。

調べなければでてこない情報では無く、学校の授業の一環で、人とペットというカテゴリーを作り、犬や猫、鳥などといったペットの習性を、ペットを飼わない人たちにも伝わるような仕組みを作っていくことが一番の近道だと思います。

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伝えたいこと
犬が苦手な私が犬と共存できるようになった考え方

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