犬についての広報活動。どんなことをすればいいか考えてみました。

なぜ?が大切

昨今のペットブームで、一気に取り沙汰されるようになった、ペットをめぐるさまざまな問題。命を売り買いする、というところに疑問が生じるほど発展しているようです。

お金さえ出せば、気軽に命を買えてしまう。というところに根本的な問題がありそうですが、そこを突き詰めていくと「ペット」という存在そのものに疑問を抱かなくてはならなくなるので、ここでは考えないことにします。

では、現実的に我々が出来ることはどんなことがあるのでしょうか。

犬を飼うことを検討している現場での広報活動

絶対に行わなければならないのは、ペット、ここでは犬、に対する知識を身につけてもらうことだと思います。犬の生態はもちろん、現在、犬のトラブルとしてどんなものが多いのか。そのトラブルが発生する主な原因。そしてその対処法。

トイレトレーニングや排泄物は自分達で拾わなければならないこと。病気や怪我のリスク。犬にもそれぞれ個性があり、出来ること出来ないことがあること。などなど。

犬を飼おうとする人たちが、事前に、自ら勉強してくれれば良いのですが、そうも言っていられない状況です。ペットを飼う国家資格、みたいなものも視野に入れつつ、まずは、ペットショップ、ブリーダーさんなどの販売元が、動物愛護管理法をまとめた教科書的なものをお客さんに渡して、1週間などの期間を設けて、勉強してもらう。

そして、その熟知具合を判断して販売する、というような方向に持っていくことが、いちばん効果が出そうな方法だと思います。

行政も、購入希望者への配布用のテキストを作成し、販売元に渡すようなことをするべきです。

保護犬の譲渡会などでは、飼い主さんの審査基準など、しっかりやっていそうなのですが、それでも疑問に思うことは、散歩をさせなければならない、犬を〇〇時間以上留守番させてはいけない、といった基準が、なぜ設定されているのかを伝えているのかな、ということです。

何故、何のために厳しい審査があるのか、その辺りを明確にしておかないと意味がないと思います。利用したことがない側からすれば、審査が厳しいからつい避けてしまう、という判断になってしまいます。

犬の飼い主さんに向けての広報活動

すでに犬を飼っている人たちの中でも、犬に対する思いの温度差は確実にあるように思います。

自分の子供として可愛がる人もいれば、犬はどこまで行っても犬、と割り切って接する人もいます。どちらが良い、悪いではなく、人によって可愛がり方、接し方は様々です。

しかし、基本的、最低限のしつけの度合いは共通していた方が良いと思われます。なぜなら、そのしつけをしていないことによって、迷惑を被る人が出てくるからです。そしてそのトラブルが発生するたびに、犬が社会で生きていき辛くなってしまいます。

しつけをする意味、「待て」は何のためにさせるのか、飼い主の指示に従わせるのは何のためか、というところをもっと広めていかないといけないところだと思います。

また、リードなど、犬用品の適切な使い方を指導する環境も大切だと考えています。使う目的、使う場所をしっかりと熟知、共有しておかないと、気がつかないところでトラブルが発生する可能性があります。

何より、犬のことを怖い、嫌いと思っている人がいることを認めて下さい。

犬と関わり合いのない人たちへの広報活動

犬と関わり合いのない生活をしている人にこそ、犬のこと、動物のことを知ってもらう機会をもっと作ったほうが良いと思います。

興味がない人、犬を苦手としている人に、犬とはどんな生き物かを理解してもらう。なぜ犬が吠えるのか、噛もうとするのか、匂いを嗅ぎにくるのかなどを知ってもらうことで、犬への得体の知れない恐怖感が薄まるのではないかと思います。

犬の扱い方、注意事項などは犬と暮らしていると、自然と興味を持ち目に留まりやすくなります。しかし、興味のない人は自ら犬のことを調べることはしないでしょう。これでは、いつまで経っても犬好きと嫌いな人との溝は埋まりません。

学校の遠足などで動物園に行く機会があると思います。その時に、動物の生態やどんなことに注意して飼育しているのかなどを学んでもらうだけでも、不用意に犬に近づくことが、犬に対してどれだけの恐怖を与えているかを知ってもらえるのではないでしょうか。

まとめ

最近、犬についての問題がクローズアップされています。この機会に、社会全体でペットと共存できる仕組みや考え方を創り出す絶好の機会なのではないでしょうか。

なぜ、犬のことを知る必要があるのか。なぜ、犬に対してしつけをしなければならないのか。スタンダードとなる答えを見つけ出すことがとても大切だと私は考えます。

犬好きの人が堂々と犬を連れて散歩が出来て、犬のことを苦手な人が犬のことを気にすることなく生活できるように、みんなで考えいきたいものです。

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