犬に人間社会に
車で外出中、突如現れた黒い影。大型犬の部類に入ると思われる大きさの犬が、歩道を走っています。側に人影はありません。
追い越しながら、確認(思わずよそ見運転してしまいました)すると、ノーリード。散歩の途中で飼い主さんを振り切ったわけではなさそう。
私は確認できなかったのですが、家族の話では、体がびしょびしょだったとのこと。晴れた日が続いていたので、恐らくシャンプー終わりがけのところで、なんらかの拍子で逃げ出したとおもわれます。
犬はしばらく走り続け、歩道沿いの家の敷地に入って行きました。そこが犬の飼い主さんの家なのかどうかは定かではありません。
この時とても印象的だったのが、犬の走りがとても躍動感に溢れていたこと。本当のところはわかりませんが、縛られるものが何もない自由を満喫しているように見受けられました。
犬の脱走は、本来あってはならないことです。犬が事故に遭う可能性がありますし、何より、ご近所迷惑です。私自身よそ様の犬は怖いので、この時、車に乗っていて良かったと感じていました。
しかし、走っていた犬の姿を思い返すと、人間の都合で犬の行動に制限をかけているのだと、つくづく感じます。
人間社会の中でペットとして生きているのだから、仕方がないことなのでしょうが、犬という動物の本能を人間の都合に合わさせている、ということを忘れてはいけないと思った出来事でした。
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