どうしても慣れない、舐めることによる犬の愛情表現。
犬が視界に入ると体が硬直してしまうほど、犬のことが怖くて苦手。そんな私が、犬と暮らすようになって15年ほど経っています。
犬が側に寄ってくる。犬の匂い。コミュニケーションとしての撫で。これらは慣れることが出来ました。排泄物の処理も、赤ちゃんのおむつ交換を思えば楽なものです。
慣れ親しんだ犬ならばもはや、怖くありません。苦手意識も無くなりました。よそ様の犬はまた別ですが・・・
しかし、犬に触れて、隣にいても当たり前の状態になったにもかかわらず、いまだ受け入れられないことがあります。
それは、「顔を舐められる」という行為。
これはまだ無理です。指を舐められることも極力避けたいところ。舐める行為が、犬の愛情表現のひとつだとはわかっているのですが、散歩で、道端の様々なところに近づけている口と考えてしまうと、とても抵抗を感じてしまいます。
これを拒否する事で犬が傷ついてしまうのではないかと、心配にはなりますが、犬も私が嫌がっていることをわかっているのか、遊んでいるのか、私が油断して同じ部屋で昼寝(ごろ寝)をしてしまうと、隙アリ!と言わんばかりに、一舐めして颯爽と去っていきます。
そのため、私と犬とのコミュニケーションは「撫でる」がメインになっています。
最近では犬の方もそれがわかってきたのか、「おかえり」などの挨拶で、奥様には飛びついて顔を舐めにいきますが、私にはそれをしません。私の前でくるくる周り、背中を向けておすわりをします。「撫でてくれ」という合図です。
舐めるより、撫でさせる方が、私が喜ぶと学習したのでしょう。人に合わせて行動を変えることができる子です。
そして、私に納得のいかない理由で怒られた時、ほとぼりが覚めた頃、ゴメンなさいと、嫌がらせの意味を込めて、指先をペロッと舐めてくる賢い子でもあります。
コメント