犬は一律怖い存在だと思っていたけど、そうじゃない犬もいることがわかった
私が子供の頃は、まだ犬は玄関先に繋がれて飼われていることが多く、その家の前を通る犬に吠えられるし、唸られるし、繋がれているクサリと、壁に阻まれるまで、私に近づいてこようとする。
また、室内で飼われている犬も、あまりに吠えるので、別の部屋に強制退場させられる子や、とにかく私に近づこうとする子もいます。犬とは怖い生き物だとずっと私にインプットされてきたことでした。
ところが、一緒に暮らすことになると、その印象が少し変わります。
まず、私に対して吠えることがない。外に向かって吠えることはよくあります。しかし、私に向かって吠える、唸るわけではないので怖くない。
これは意外なくらい、私の恐怖心を和らげてくれました。もちろん犬が私に近づいてくることは変わりません。足元に来て、クンクンして体を擦り付けてくる行為は、今も昔も変化ありません。ですが、敵意がないことがわかっているので、怖さは感じなくなりました。(苦手意識だけは残っています)
犬と暮らすことで知ることができましたが、犬は吠える生き物です。赤ちゃんが泣くことと同じで、吠えることで意思表示をしていると思っています。
けっして四六時中、吠えているわけではない。全ての犬が、私に向かって吠えてくるわけではない。ということがわかりました。
子供の頃に私に吠えていた犬が私に対して敵意を持っていたかどうかはわかりません。しかし、犬には吠えなければならない事情があったのでしょう。
散歩ですれ違う犬に、吠えられそうだと恐怖を感じたことはありますが、実際に吠えられたことはないように思います。
無駄に吠える犬は(多分)いない。今そばにいる犬は、私に吠えて恐怖を植え付けた犬とは別の犬である。と犬と暮らすことによって、犬全体ではなく、個々で見ることができるようになり、多少恐怖感を拭い去ることができました。
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