ペットに関する様々な問題。飼う前に学ぶ機会を与えることが大切
最近、ペットの需要がとても高まっていき、ペットとともに過ごせる施設や空間が増えてきました。犬と暮らしている身とすれば、お出かけする場所の選択肢が増えることはとてもありがたいことです。
一方で、飼ってみたのはいいけれど、思っていたような生活が出来ない、などの理由で、飼育を放棄してしまう人たちが増えている、という社会現象も発生しています。テレビなどのメディアでもよく取り上げられるようになっています。
ですが、残念ながら「ではどうやって解決していこうか」ということについて議論するものを私は見たことがありません。たいていの場合は、違法な飼育をしているブリーダーを映して、これは良くない、で終わりです。
これでは何も解決しないと私は思います。
動物保護管理法という、とても大事な法律がすでに環境省によって制定されています。ですが、残念ながらその内容については、一般の人に知られているとは言い難い状況です。
名前は聞いたことがある、という人は多いとは思いますが、具体的な内容は?と問われると答えられない人がほとんどではないでしょうか。
その内容を、ペットを飼っている人やこれから飼いたいと思っている人に周知するのは当然として、興味を全く持っていない人にも、届くような伝え方をしなければ、ならないと思います。
下記が環境省が、動物愛護管理法の内容と、考え方を書いているHPのアドレスです。
とてもわかりやすい内容になっています。
ですが、折角いいものを作っていても、存在を知ってもらえなければ役に立ちません。ペットを飼おうと思うからには自分で調べるのが当然、と思われるかもしれませんが、それでは現状の問題に対応しきれていないのが現実です。
ならば、ペットをショップなどで購入する前に、販売する側から、これらのコンテンツを提供して、一定の期間後に内容を把握したことを前提に販売する、というようにした方が良いのではないでしょうか。
とにかく、衝動買い、というものを無くし、ペットについて一定期間勉強することができるような仕組みを作る。そして、学校の授業にも、必須科目として、ペットとの共同生活について学ぶ機会を取り入れていくことが、飼育放棄や、ご近所とのトラブルを少なくするための近道だと考えます。
コメント